フォークリフトの調子が悪い。とりあえずエンジンは掛かるのだか、アクセルを吹かすと プスプスっと止まってしまう。こんな事では 重たい樹根を川へ運んで行って水洗いすることもままならない。そこで エンジンカバーを開けて 観察してみた。すると燃料タンクと燃料ポンプを繋ぐ透明なパイプの中を 燃料が流れていっていないことに気付いた。以前に燃料ポンプの故障で修理したことがあったので ポンプの故障だと思った私は 早速ディーラーに燃料ポンプを注文した。そうしたら ディーラーは キャブレターが原因ではないかと言う。そう言われれば そうかもしれない。高いお金を払って燃料ポンプを買ってしまう前に とりあえず キャブレターを診てみることにした。
キャブレターの頭を取り外して 燃料の通路を ダスターガンで クリーニングしていった。そして組み立ててエンジンを掛けて 吹かしてみる。しかし症状は同じ。アクセルを踏み込むと フロート室に貯まったガソリンが 気化室へ吸い込まれていくが フロート室に 吸い込まれた分のガソリンが供給されないのだ。なぜか? キャプレターを分解したときに ひとつ気になることがあった。それは キャブレターの頭とボディーのすき間を埋めるパッキンというか シールというか それが破れて フロート室に外から空気が入りたい放題なのである。原因が特定出来ない以上 原因と思われる部分を一つ一つ つぶしていくしかない。
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