作品をエアキャップで包んで 箱に収めて 数を数えたら 一つ足りない。
いくら考えても 一つ足りない。昨日撮った写真を見ながら 1点1点チェックしてみた。そうしたら 紫の1点が無い。そこでその作品が掛けてあった当たりを探したら 下に落ちていた。ホッと胸をなで下ろす。確認作業は してみるものだ。画廊についてから 気付いていたのでは遅すぎる。
昼間 そんなことを言っておきながら 画廊で展示作業を始めて見たら 作品を掛ける為の白の洋折れ釘とテグスを忘れてきたことに気付いた。なんてこった。画廊で釘を借りて展示することに。
とりあえず作品を開梱して 壁に沿って立てかける。大きさと色と形を見ながら 何度も位置を変える。
ようやく 作品全部の暫定的な位置が決まり 次は高さを揃えて 壁に掛けていった。また作品を眺め とりあえず暫定的な展示作業を終える。
前回の個展と違い今回の会場は 真っ白な まさに作品の為の空間である。その中に作品を置くことで 作品が 真っ直ぐに鑑賞できることを実感する。キャプションも何もいらない。そういう思いが強くなる。しかし とりあえずキャプションを作らなければ。
翌日は キャプションのコメントとタイトルを考えることで 追われた。 |