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2010/03/23

片栗の花
着色

 仕事場の近くに 片栗の花が咲いた。春到来。
 いよいよ個展まで1週間。着色作業を始める。まずケヤキ091021をもう一度着色し直す。DM撮影で雪に濡らして染みだらけになってしまったからだ。ポスターカラーでは うまくない。水洗いして乾燥させる。乾燥を待つ間に 他の作品の素地調整作業をする。3Mのブリッスルマーガレットディスクサンダで作品を磨いていく。
 さて 1年分の作業をこうして 一同に集めると 一年という期間を思わずにはいられない。区切りとしての個展ではなく 通過点としての発表。そして 絶えず「途中」として意識すること。つまりそれは意識を切らない為の意識作り。
 さて 別室で 乾燥させたケヤキ091021を塗る。塗料は ネオカラーのコバルト。2度目とは言え 木の素材感を隠蔽してしまう行為は 緊張する。色は 塗り立てと乾燥してからとで見た目の色が違う。乾燥したときの色がその色なのだが 濡れ色というのも なかなか美しい。色の陰影と色の深みがなかなかよろしい。って、おいおい、濡れ色がいい状態ということは 乾燥したらちょっと明るすぎるということだぞ。大丈夫か?

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