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2010/03/17

モクセイ100317

 作業台の上に 金木犀の枝が 一本転がっている。作為的な形を意識する一方、どこにでもある木片を 片っ端から年輪プレイするという気持ちも強い。つまり 作為的であろうとすると 木の選択も 作為的に材料を選択した方が良い。しかしその部分は まだ少し曖昧にしたまま作業する。
 金木犀の年輪を数える。金木犀は モクセイ100212以来2度目である。木口から見る年輪は不鮮明であるが ルーペで何度も年輪を追い 何とか32年の年輪を数える。木は その大きさで年輪の刻み方や枝の発生が違うようだ。金木犀は 低木で大きく育たない。そのため年輪は小刻みで 枝の発生も 小さな間隔で 多量に発生するようだ。
 さて、何度かスケッチブックでイメージデッサンして 制作に取りかかる。表層の形が そのまま芯と絡む。辺と芯を繋ぐ部分ではなく その部分も形であるような作り方。

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