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2010/03/16

モミジ100307

 表層や、芯の角を面取して形を整える。それから モミジの表層の表面を グラインダーで磨いて この作品を完成させる。木の表情が 直線定期なので 表層は 鑿痕を入れず 木肌を残して完成させた。
 さて モミジを終えて思うこと。かなり作為的に形を作ろうとしたが いまいちモミジそのものだ。作為的な部分が 見えない。最初のイメージデッサンでは 細い表皮の形が かなり作為的に表現できると思ったが ・・・・。中に芯が見えるだけで その芯が直線的で 動きが無かった。もっと作為的でありたいと思う一方、コンセプトとのギャップを感じたりもする。木がある。木の存在がある。木の情景がある。風に吹かれ 雨に降られ、雪が降り、枝が折れ それでもそこにあり続けた木の存在、木の時間が ここにある。木の時間、木の空間。そういうものと 私の作為を うまく結びつけたい。

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