元枝の芯の根元をほりこんで 元枝の下に生えていたもう一本の枝の周りの肉を削り落としていく。そして 枝と幹の付け根部分の膨らみの内部へと 鑿の刃先を進める。その部分は 幹と枝の表皮の間に出来た空間である。固まりの中の内部の肉をほぼ均一に彫り出した後 幹の部分の円柱の形に手を入れる。 幹の先端に形成層が作った楕円形がある。その楕円形に沿って 円柱を削りこんで その断面をノミで整える。 ある枝の真相というタイトルはいかが。 色のイメージは 黄色。 とりあえず 形成を終えて次の作品に取りかかる。 ケヤキ100122 。 このケヤキは ケヤキ091224の根元部分の材料である。年輪は21年を刻んでいる。周りの皮を剥いて表層にノミを入れる。形成層にかなりの虫食いの痕がある。
