根は 根そのものが すでにそれだけで 木の中の年輪と同じような存在です。その根の中の年輪を辿るのだから まさに誰も目にしたことのない存在の提示ということになるはずなのですが・・・。つまり 何が言いたいかって言うと 根そのものが 地中に埋まっていて 人の目に触れることのない存在であると言うこと。根がどのように 地中に埋まっているか、どのように土の中を進んでいくのかを 観念として想像できても 実際には それを誰も目にすることがないと言うこと。それが 今 ここに姿を現す。
だから、つまり、ええっと・・・。どんな行為を与えようかと 迷っているわけです。そして 結局 根っこの表皮に穴を開けそこから 十数年前の根の姿を掘り起こしていくという 私としては ベーシックな方法で 取り組むことにしたのでした。
まず 穴の位置を決めるべく チョークで穴位置を罫書いていきます。
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