桑の木畑で 剪定された枝を見つけたので 桑畑の持ち主を捜して 枝を貰う許可をとり 5〜6本の枝を持ち帰った。
この地域は 昭和の中頃までは 養蚕が盛んな地域で 未だに桑の木畑をよく見かける。
さて その枝の年輪を見てみると 直径8cmに 6年の年輪が刻まれている。つまり
桑の木は 1年で1cm以上成長するらしい。
さもありなん。蚕の為に 次から次に葉っぱを採っても また次から次に葉を繁らせる木なのだから。養蚕が廃れて葉を採らなくなった桑の木が 1年に1cm成長しても不思議ではない。
さて 個展中に頂いた注文分の制作を始める。ケヤキ090321を小さくした作品。適当な枝を探して 年輪を数える。
皮を剥いて 表皮に鑿痕を入れていく。 |