まん中の房と末側の房の罫書き線に沿って 穴を穿つ。穴は 最初浅く彫り 次に中を横に広げる。つまり壁の厚さを その時点で決めるようにする。なぜなら 深く彫り込んでいって 空間がつながった後にそれをやると 肉をきれいに削り取れないのと同時に 壁の強度が弱くなって 壁が割れてしまうからである。壁とは 殻、固まりの表皮の事。 次に 元側の房の穴を 更に彫り込んでいって 芯の周りに空間を作る。枝と幹の芯の分岐点が明らかになってくる。