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2009/01/21

ケヤキの梁081128

 側面に鑿を入れ終える。元側と末側の 二つの木口面を 芯の付け根部分も含めて 面を整えていく。側面と木口の角を小さな鑿で彫り込んで キリッとした角を作る。次に 台座の木口に もう一度鑿を入れて 塗装の汚れを取る。台座に ケヤキの梁を差し込んで 立ててみる。とりあえず これでケヤキの梁が完成した。
  さて 完成して思うこと。やはり材料がしっかりしたものは 彫りやすい。今回のケヤキは 古材とはいえ 白太も赤身も朽ちた所が無く 鑿が肉をしっかりと刻み 明解な形を作れた。特に前回作った赤松が 朽ちた材料だったので そう感じられるのでしょうが。木の中に 形を求めるなら やはり 朽ちていない材料を選ぶほうがよい。しかし 木に従い 木から形を作り出すなら 木はどんなものでもよく そこにある木その全てから 形や表情を選び出していけばよい。さて 次は何を作ろうか? とりあえず 長いものを作ろうと思うのですが・・・。

 

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