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2008/12/03

ケヤキの梁081128

 早朝 真っ白なフロントガラスの霜を せっせと掻き落とす人を見かけました。温暖化とはいえ やはり12月になると 急に寒さが際だってきます。そう、秩父夜祭りの季節です。
 さて 制作はというと ケヤキの梁の末口から30cmの所に まずドリルで浅く穴を開ける。その穴の周りを 鑿で掘り崩して それから 鑿だけで 更に芯に向かって彫り込んでいく。同じ年の年輪が 溝の幅よりも狭くなるまで とりあえず掘り進むことにします。途中からまっすぐの年輪が曲線になり それを辿っていくと そこに膨らみが あることがわかってくる。その膨らみを 更に掘っていくと 黒い節が現れる。枝の切り口である。裏返して反対から同じように彫り込んでいく。それにしても 硬い。とにかく硬い。赤身が 特に硬い。どれだけ硬いかって まあ、叩き鑿の音を聞いてみてください。でも 石を彫るほど硬くは ありませんから お間違いなく。

 

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