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2008/03/27

磨きと着色

 桜の着色は ちょっと真面目になりすぎた。ムラ無く丁寧に塗ろうとする職人気質が 作品を重苦しいものにしてしまったようです。要するに 色が濃い上に べた塗りで 作品が沈んでしまった。もっとムラや塗り残しを生かすような方法を 模索すべきだった。木は木目があったり色斑があったりするから 木なのである。それなのに 強い色でベタに着色してしまうと異質なものになってしまう。
 桜にナイロンブラシを掛けて 表面の色だけを削り落とす。そうしたら 淡いピンク色になって 私のイメージする色に近づいた。
 色を削り落とした桜と べた塗りの松を並べてみたら いくら薄く塗ったとはいえ松のべた塗り感は いやはや何とも 重苦しい。桜に引き続き 松2点も削りにかかる。

 

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