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2008/01/24

W寮の桜

 幹の上の曲面が ほぼ納得いくものになったので 幹の中の芯を掘り出すための窓の位置を罫書く。チョークでだいたいの位置に印を付け 全体の様子を見る。修正をくり返し 位置を決定する。上の窓から ミヤナガのコンポジットドリル60mmで穴の輪郭を切り ノミで取り除く。その後 更に窓の罫書き線までノミで穴を広げる。次に深く彫り込む。隣の窓に穴を開け 4年目の年輪に達しないように注意しながら 穴を横へ広げていき 幹の中で最初に空けた穴に繋いでいく。
 ところで 大きな枝の下には 幹の中程の高さまで1本の谷が走っている。その谷に沿ってスリットを入れる。そこには表皮の巻き込みがある。その表皮の巻き込みは直ぐになくなるだろうと思ったが 8cmの深さまで彫り込んでも巻き込みは存在する。一体この巻き込みはいつから始まったのだろうか?

 

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