この日が 仕事始めです。手を合わせ 1年の安全を祈願して年輪を彫り始める。
さて 元口17年の年輪を彫り終えるが 18年と太さに余り変化がない。そして脚の部分との太さの差も 思ったほどでもない。そこでもう1年彫り込むことにします。末口から16年目の年輪を彫り始める。するとすぐ年輪が話しかけてきます。「お客さん、今度の年輪は いいですよ。今度は間違いないですから。」と。しかし それに気を良くして掘り進んでいくと やっぱり まん中辺りまで来ると 判別が付きにくくなる。つまり それぐらい末口周辺の年輪は きれいに出ているということです。 |