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2007/08/15

なんちゃって原始人大作戦2007

 ガンガンと照りつける太陽。猛暑日まっただ中。仕事場の気温は 正午ですでに35度を超えている。帰省から帰ってきて昨日からまた原始人の準備を始めたが・・・。
  火起こし器には 紫陽花や宇津木の枝が適しているのだが、入手しやすい紫陽花の枝は 芯が空洞で折れやすいのが難点である。そこで 他の素材を試してみた。仕事場の周りには杉の枝がいっぱい落ちているし 火きり板も杉である。だったら先端も杉でいいのではないだろうかと思い 杉の枝で火を起こしてみた。火が起きなくはないが 紫陽花に比べたら やはり着火率がわるい。空洞の少ない紫陽花はないものか? ためしに山に入って 山紫陽花の枝を切ってみたら 空洞がほとんどない。さっそく枝を数本切って乾燥させた。
  次に送風機を作る。昨年は 大きな目の金網で小さな籠を作り それに針金を繋いで振り回した。ところが 針金は振り回しているうちに切れてしまう。おまけに編んだ籠は 子どもたちが踏みつけて見る影もない。そこで今年は 底の深い茶こしにワイヤーを繋いで作ってみた。これだと火種を包んだ麻の繊維を素早く押し込むことができるし ワイヤーは 柔軟性があって振り回しても切れることがない。
  その次は 火切り板です。昨年より厚めの杉板で作ることにした。ドリルの先端で等間隔に窪みを入れ その窪みにバンドソーで切れ込みを入れていく。切れ込みは20度〜30度の角度で切れ込みを入れるのがよい。火の粉がスムーズに出る。

 

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