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2006/03/08

半田小学校のエノキ

 朝からトカゲを彫る。粗彫りされた塊が更にトカゲになるように余分な肉を削り落としていく。正面から眺め側面から眺め 単なる木の塊が トカゲの胴体に変わるまで あっちからこっちからノミを入れていく。木の中の狭い空間での作業なので すべての方向からノミが入らないが それでもパッと見たときピンと来るようなトカゲにはしておきたい。胴体の形が決まったら次は足を徐々に細くしていく。プリントアウトした画像で関節の曲がり方、爪の出方を確認しながら 足の表情を作り出していく。お昼前 目の部分の膨らみを作って 取りあえずトカゲの掘りを終える。
 午後から 台座の制作に取りかかる。鉄板の真ん中に切ってある六角形の辺に鉄板を垂直に溶接して高さ20cmの六角柱を作る。台座が溶接の熱で歪まないようにタップ溶接する。木と接する部分の溶接痕をサンダで削り 台座の角を面取しペーパー掛けして 台座が完成。
 次はエノキの底面に その六角柱が入る深さ20cmの六角の穴を掘る。罫書き線の中を ドリルで深さ20cmの穴を多数開け チェンソーで荒堀する。その後大工用の追い入れ鑿で罫書き線に沿って垂直な面を作っていく。横向きの作業のため 面が変わる度にエノキを回転させて作業する。
 

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