2005/12/20
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半田小学校のエノキ
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大きく上に向かって口を広げた骸の口の周りと第4口の枝の根本付近の正円の穴を掘る。木ポジットコアドリルで正円の輪郭線を切り込み そこを鑿ではつり落とす。穴を5つ掘って終わり。
早朝の制作のはずが 朝の出発が遅かったので 制作時間が少なくなった。そのため 気持ちが焦ってしまい いつもより 鑿を深くたたき込もうとする。また いつになく玄翁を振るう手に余分な力が入る。少しずつ彫り込もうというよりも 強引に叩き切ろうとしている。そういう無理は どこかで形となって表れる。この日の場合は 1寸4分の浅丸鑿のミミが折れ 鋼に深く亀裂が入ってしまうというような。力任せの強引な仕事は道具を壊してしまう。
鍛冶屋に口金の事を あれやこれや頼む前に おもいやりを持って仕事をしたいと思った朝の数時間でした。 |
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