2005/12/18
|
半田小学校のエノキ
|
この日は日曜日でしたが 前日に届いていた三木からの荷物の中身を早く確かめたくて 早朝制作ということにして 朝の6時に仕事場にやってきました。
荷物を解いて 早速鑿を確かめます。良くできた鑿です。玄翁の力がそのまま刃先に伝わるようにしっかりとした角度が付いていて 鍛造とヤスリ掛けが 鑿を堅牢で揺るぎない形に仕上げています。曲さじ鑿の首の曲がりも 一旦外へ逃がしてから曲げてあり・・・。
柄は長さに合わせて少し太めに作ってあります。桂を柄に落とし込んだ後 ちょっと叩いてみましたが 長さのせいか 鑿を持つ手に叩いた衝撃がピリッと伝わるのは 仕方ないと思います。
こうやって 普段使っている15cm柄、30cm柄と並べてみても やはり飛び抜けて長く なんだか鑿なのに鑿ではない。新しい別の道具のような気がします。
さて、制作です。第1口の上の真ん中の枝と第4口の上の枝の その枝分かれする部分であり 骸の入り口付近。ちょうどどこからも刃が届きにくい部分。背中の真ん中で一番手が届きにくい部分 そういう部分に早くも45cmの長柄鑿が大活躍します。こっちで玄翁を振り下ろして 向こうの木を彫るという感じです。なんとか 4口と1口の間の壁を掘り崩して 早朝の仕事を切り上げました。 |
|
|
|
|
|
|