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2005/12/09

半田小学校のエノキ

 鑿の刃先が 掘ろうとする場所に届かない。ついに意を決して 鑿を注文する。45cmの長柄の叩き鑿を取りあえず3本。今回は 兵庫県三木市の高橋和己特殊鑿製作所に発注することにした。なぜって、半田小学校のエノキだから。けっしてエノキが新潟の鑿と相性が悪いということではありません。ただ 兵庫つながりということで・・・。電話でのやり取りに 私もつい関西弁に戻ってしまう。
 届かない部分は 後回しにして できる場所を掘る。
 第1口の上の正円と正円が 木の中でどんどんと繋がって中の空間が広がっていく。そうしておいて また芯の部分の108年目の年輪を追いかけていくと 芯にボソッと穴が開き 芯の中の骸と外の空間が繋がる。茶色く黒ずんで見える部分は 骸に近い部分である。状態を確認しながら少しずつ掘り進んでいく。
 

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