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2005/11/05

半田小学校のエノキ

 第1口と2口の上の方の側面を掘る。どの口も上の方は たっぷりと芯の周りに肉が残っている。その肉を108年目の年輪に目指して掘って行く。
  そこへ 隣のI藤さんが遊びに来た。エノキがじめじめと湿っぽくて キノコが生えそうだという話をしていると I藤さんが突然指を差して
「本当ですね。こんなところにキノコが生えている」と、ドリルで切った正円の切り口を指さした。
 まさか。ほんと。 キノコが生えてきそうなぐらいじめじめとしていたけれど まさかホントにキノコだなんて。
  このキノコ。えのきから生えるからエノキタケ?。でも似ている。カサの形といい足の伸び方といい そっくりだ。だれか このキノコ なんというキノコかしりませんか?。私は キノコを採って大家さんのところへ 走った。大家さんは昔 椎茸栽培をしていらしたので キノコのことが詳しいかもしれない。しかし、残念ながらわからないと言われた。でも キノコに詳しい人を紹介してもらった。数年前まで森林試験場で椎茸栽培の研究をなさっていたSさんが同じ青梅市に住んでいらっしゃるとのこと。早速電話番号を聞き 失礼は承知で 電話してみる。あいにくと留守だったが 菊花展の会場で受付をしていらっしゃるとのこと。私は そのキノコを持って 車に飛び乗った。その菊花展の会場へ向かうため。
 Sさんは直ぐに見つかった。あいさつもそこそこに キノコを見せると 「たぶんエノキタケですね。何の木にはえていましたか。」とおっしゃるので 「エノキ」ですと答えると 「それじゃあ、間違いなくエノキタケです。食べても大丈夫ですよ。」とのこと。
エノキタケは ニレ科の樹木ケヤキ椎などに生え その臭いが独特なのだそうだ。私は その場でキノコを一本口に入れた。
 帰ってきて 制作に戻る。
第1口の上の方を掘ろうとするが 掘りにくい。エノキをクレーンで吊って 寝かせる。
 

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