2005/06/22
|
半田小学校のエノキ
海のイス
|
色と陰影が着くことで 絵は更に立体感を増します。しかし 何か 物足りない。表情というか、存在感というか ものそのものの特質というか。この場合は、この木だけが持つ木目や光沢 あるいはノミ痕 そういった要素が入り込んできて 始めて それらしくなるような気がします。しかし 今の私には そういったものすべてを描き混む技量がありません。しかし 何か一つ そういう要素を取り入れることで この絵にオリジナリティーというか 存在感を持たせたい。そう思って 今 ノミ痕を入れるために試行錯誤しています。
まず 実際のノミ痕の画像から ノミ痕の表情を分析し グレーの階調に置き換えて パターンを作ってみる。それは コントラストが強すぎると タイルのようになってしまうし、ぼかしすぎると なにも見えてこなくなる。そのパターンを 作っては消し 作っては消し、いらいらいらいら・・・・・・・・。
デスクワークが行き詰まると 海のイスの制作をします。パイロット版の座面からある特定の部分の曲線の型を作り、その型を山桜の座面に当てながら 座の曲線を作り出していく。 |
|
|
|
|
|
|