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2005/05/09

島桑を板に挽く
海のイス

 新緑がまぶしい季節です。木々の枝は新芽を吹き ミズキは 小さな白い花を無数に付けている。桜は新緑の中で 小さな実を赤く染め 桑も緑の実を付け あと二週間もすれば 紫色に熟すでしょう。
 ところで この日は kさんから 板に挽いてくれないかと 島桑(三宅島の桑の木)を預かってきました。直径30cm長さ90cmのタンコロです。実はこの木 避難中の5年間に 大きくなりすぎたということで伐採された三宅島の桑です。
「島桑って 何?」
そう思われた方は 例えばこんなhpを覗いて見て下さい。http://tankosha.topica.ne.jp/books/nagomi/n99-9/kuwa.html
  さて、板に挽くといっても 私のバンドソーでは荷が重い。大家であるIさんにお願いし Iさんの仕事場の大型のバンドソーで 1寸厚に縦挽きさせていただきました。桑の木は 黄色く目光りがするといいますが。そのことをIさんに話すと 試しに1枚 仕上げカンナも掛けて下さった。さて、目光りしている?。
 ところで、島の桑ならなんでも 島桑というわけではないと思いますが もし 騙されて目の粗い桑材の粗悪木工品をつかまされたとき なんて言うか?。
「いっぱい、くわされた。」
 
  そんなこと考えている間に 時間がなくなってしまいました。堅い山桜の座板の表をほんの少し粗彫りして この日の仕事は終わり。
 

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