2004/12/02 |
自由学園
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| 「自由学園明日館の老朽化が激しくて このままでは倒壊してしまう。」あるいは 「フランク・ロイド・ライトが設計した明日館が 重要文化財の指定を受け、保存されることになった」という内容だったか？ いずれにせよ、そんなニュースをもう何年も前にテレビニュースで 見た記憶がありました。 先日 バイト先のｋさんと 椅子の話をしている時 ふと自由学園の話になり 明日館は2001年に修復工事を終え 見学できるようになったと教えられました。テーブルの次は椅子を作るということもあるし、フランクロイドライトのつくった椅子にも 興味をそそられ この日 池袋の自由学園を見学に行きました。 全体に 新しい建物になった印象を受けるものの 家具を始め 建築部材の至る所に 創建当時からの材料がそのまま使われているため 新築のような冷たさというか よそよそしさはなく 人を暖かく包み込む感じがあります。そして そこで使用されているライトの椅子は まさに明日館のために作られた椅子でした。建物だけにとどまらず 建築が取り巻く空間のすべてを作り上げていく事の醍醐味を感じさせてくれます。 明日館の見学を終えて あたりを見渡すと大きなケヤキの頭が ぽつりぽつりと住宅の屋根の上から 見え隠れしています。ここら辺は池袋駅から歩いても五〜六分のところです。そんな場所に 大きな木がまだ残っていることに ちょっと興味がわき 周辺を 歩いてみました。 ここいら辺は 住宅密集地ですが ケヤキの大木が庭中にボ〜ンと立っていていたり 柿の木が赤い実をつけていたり 田舎の風情が残っています。空襲で焼け残ったのは 住宅だけではなく 木も残ったのですね。 庭に残ったものもあれば そうでないものもあったりして、・・・。 この木は 昭和５８年３月、豊島区の保護樹木に指定されていました。 |
