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2004/11/08

海のテーブル

 反り止めを打つ。反り止めを作り始めてから、制作のどの段階でこの反り止めを打つべきか ず〜っと考えながら制作してきました。そして これから後の制作過程を考えたとき、今がその時だと 判断しました。
 反り止めを打つのに なぜ それほど慎重になるのかというと 一旦これを打ち始めたら もう後戻りできないほど この反り止めのホゾは きっちりきつくつくってあるからです。反り止めは もう永遠に この机が無くなる時まで 二度とはずれることがないというぐらい 固く打ち込まれていなければならないものなのです。それぐらいの決意がいるのです。
 机の蟻溝に反り止めの蟻ホゾを嵌め込み、反り止めの端に当て木を当てて、玄翁で叩きます。少しずつ少しずつ たたき込むにつれて 反り止めは ホゾ穴を隠しながら 進んでいきました。

 これで 机の裏面のすべての部品の位置が決まりました。裏面の彫りに入ります。
 

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