2004/10/20
|
海のテーブル
|
カニの細部を彫る。
足を更に細くし 飛び出した目玉を 更に飛び出させる。しかし 細部に凝りすぎると ぽきっと折れてしまう。さりとて 太いままではリアリティーに乏しい。リアリティーと強度の狭間で 私は慎重に慎重にノミを入れていく。
などと書きながら、すでに 目玉にはマスキングテープが巻いてある。
ところで また一つ問題が見つかった。それは、新しく彫ったカニの前に 溝というか 割れ目というか クレバスというか。カニがまだ木の塊の時は ほとんど気にならなかったのですが、塊がカニになり その周辺が整理されてくるにつれ その割れ目は 帯に短し たすきに長し。パテで埋めてしまうには 大きすぎ そのままにしておくと 指が簡単に入ってしまう割に抜けにくい狭さで そのままにはできない。
さて、こまった。ところで この日は台風23号の影響で 各地に相当な被害が出たというのに 私はこの件で頭がいっぱいで 台風23号の雨が あまり気にならなかった。 |
|
|
|
|
|
|