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2004/03/20

赤松04318

 家を出た時には 小降りだった雨が 仕事場でノミを振るい始めた頃には、屋根をうつ雨音が連続して聞こえるほどの降り方に変わっていた。
 そんな雨音の中でノミを振るい続けていると いつしか雨音は消えていて、 ふと窓の外を見ると 卵ほどの大きさの牡丹雪が それこそ ボタンボタンと降っていた。それは降るというより 降りてくるといった感じだった。
 午前中の3時間、ひたすら玄翁を振った。ランナーズハイのような状況になり、ノミの切れ味を確かめながら 永遠に彫り続けていられるような心境になる。
 

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