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2003/11/29

赤松927

 昔昔、あるところに 木彫りがおったとさ。ある日のこと 木彫りが 松の木に穴を掘っておると 穴の奥の芯に近いところに 脂が真っ黒に酸化した節がぼっこり出てきた。木彫りは、その節に節太郎と名前をつけて 傷つけないように 大切に大切にその周りを掘っていったとさ。
 すると 突然 木彫りの頭の中に ねじりはちまきに はっぴ姿のサブちゃんが 出てきて、歌い始めました。「ちらしずしなら、この節太郎。♪」と そこまで歌ったサブちゃんは「あれ、違ったっけ。?」と首をかしげたかと思ったら、ぱっと消えてしまいました。

 めでたし めでたし。
 

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