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2003/10/03

赤松927

 チェンソーを鑿と玄翁に持ち替えて、彫り始める。広葉樹では 1寸2分の鑿を使えば、玄翁を打つ衝撃で すぐ腕が痛くなるほど堅いのに、松は 1寸4分の幅の鑿を使っても、すいすいと彫れる。しかも繊維方向なら パカッと割れて剥がれる。その表情は 木喰のノミ痕のようです。節目以外は、鑿を強く押し当てるだけでサクッと切れる。しかし、節目は堅い。樹脂が浸透して脂ぎっている。
 

 

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