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2003/07/11

荻窪庭木の下見
あきる野庭木の下見

 庭木の下見 言葉を代えれば 都市の樹木の現状調査ともいえます。なぜなら 私はヒートアイランド現象、地球温暖化、自然保護、CO2削減など、都市部が抱えるこういった問題解決の糸口が 樹木の保護育成にあると 考えるからです。
  今回は 荻窪にお住まいのUさんが 「庭木を整理するけれど、もしよかったら彫刻用にあげるよ。」とのことで 紹介者のOさんと共に 荻窪のその庭木を下見に出かけたのですが、もし、事情が許せば、庭木を整理するのは諦めて頂き、都市の緑化、ひいては先にあげた都市部の問題解決に積極的に参加して頂くように説得するという思いを 心の奥のそのまた奥に 秘めてでかけたのは、言うまでもありません。
 それにしても、荻窪恐るべし。まさに持てるものの町です。Uさんのお宅もさることながら、途中にあった時の総理大臣近衛文麿の住まい「荻外荘」の樹木の大きさ、多さには 圧倒されました。荻外荘の樹木は、おそらく杉並区民の半分の酸素を賄っているでしょう。ちなみにUさんのお宅の樹木は、杉並区民の4分の1の酸素を賄っていると言っては、ちょっと言い過ぎですか?。ところでUさんによると こんなにも杉並区民に貢献している樹木を持っていても、固定資産税が減額されるわけでも、相続税が免除されるわけでも無いとのことです。これは一体どういうことだ。金融の健全化だ、イラク支援だという前に、この土地税制を 何とかしろ。つまり、そういう土地税制の為に Uさんのお宅の庭木も整理されることになりそうだということです。
 勿論 木が伐採される時は、赤松を始め使えそうな木は いただく所存です。
 さて、一通り下見を終えた私とOさんは今度はあきる野のOさんのお宅へと 向かいました。Oさんのお宅の桜の木を見る為です。Oさんのお宅の場合は 周りに住宅が建て込んできたための伐採です。
 勿論、いただくことにしました。今日は図らずも 都市部と都市近郊の樹木の現状比較になってしまいました。
 

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