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2003/03/24

東京鑿鍛冶紀行
小信製作所

 私の鑿はほとんどが新潟は与板の鑿です。その人間が 小信製作所に何の用だ。ひょっとして、浮気?。
 いえ、決してそのようなことは・・・。
ここでチョット説明を。
小信製作所とは 東京で唯一の彫刻用鑿を打っている鍛冶屋さんです。昔から東京芸大御用達として 知る人ぞ知る、知らない人には全く無縁の鍛冶屋さんです。
 2日前に鑿が折れたから、「小信」の鑿に乗り換えようと言うのではありません。今回 東京鑿鍛冶紀行を企画し、大工鑿として長弘、彫刻鑿として小信を取材すべく、今日はここを訪れました。
 「じゃあ、鑿は注文しなかったのね。安心したわ。」
 「いえ、折れた1寸4分の淺丸を注文しました。」
 だって、取材といっても私は出版社でもなし、話を聞かせていただくには きっかけが必要です。そのきっかけが折れた鑿の注文です。しかも折れた現物の修理もお願いしてしまいました。こういうことが出来るのは、近場の利点ですね。
 近場ってどこ?。小信製作所は田無にあります。
 


2006年7月5日、写真を差し替えました。

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