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2002/12/26

名古屋貯木場探訪

 先月 新木場へ全国銘木展示大会へ行ったついでに 何軒かの材木店で 新木場のことをいろいろ尋ねて歩きました。例えば新木場では もう原木を取り扱っていないのかというようなことを。だって、新木場の貯木場に 原木丸太が浮かんでいないんだもん。すると吉田商店の若旦那が 「扱っていないわけではないが 原木輸入は今は名古屋が中心だ。」とおっしゃったのです。材木と名古屋 それはまだ私の辞書には載っていない項目でした。
 さっそく名古屋と材木について調べてみると「名古屋港筏株式会社」のホームページにぶつかりました。筏ですよ。いかだ。それにしても 名古屋といえば中部地方の中心都市。歴史的にも地理的にも 材木と深い関わりがあることぐらい すぐわかりそうなものです。つまり名古屋の北には 木曽檜の一大林業地帯が控えているし 名古屋城築城以来の材木集散地としての歴史があります。更に中京工業地帯の海の玄関、名古屋港に貯木場があって 何の不思議があるでしょう。特に名古屋に興味を引かれるのは 名古屋城築城のために作られた堀川運河が今も残り 運河沿いにはまだ製材所があり、そこへ貯木場から丸太を筏にして 引っ張っていくということです。
 それを知ってしまったからには 一刻も早くこの目で運河と貯木場を見てみたいとムズムズしていたのです。そうしたら年末の まだ正月休みにはちょっと早いこの日田舎へ帰省する用事が出来たのです。名古屋は途中駅です。旅費もかかりません。
 正午ちょうどに名古屋駅を降り、それから午後5時まで、歩いた歩いた。堀川を下って名古屋港へ。そこから飛島の貯木場へは泳いで行きました?。名古屋を訪れたことで 私の木の世界がまた少し広がった気がしました。
 

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