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2002/05/22

クスノキのテーブル

 引き続きカエルの細部。ナマズの命がヒゲなら カエルの命は 目というところだろうか。カエルの目にも黒目がある。この黒目をどう表現するか。多くの彫刻家は 黒目の部分を彫り込んで 影を作り表現している。ただ丸く彫るのではなく、渦のように彫ったり 半円状に彫ったりと その形はいろいろである。
 しかしまだそれを彫る覚悟が出来ていないので テーブル面を作ることにしよう。カエルやナマズが配置されている面と同じ深さに 丸鋸で切り込みを入れる。5cm間隔ぐらいでテーブル全面に入れる。そうしておいて幅広のノミで丸鋸の切り込みを入れた分の木を落としていく。
 クスノキは、繊維が絡んでいて ノミではつったからと 割れるように木が剥がれていかない。だから、割れが少なくて彫刻に向いているのだけれど。
 カエルとナマズ以外のテーブル面は カンナで仕上げようかと思っていたが ノミで荒削りするのなら、そのままノミ痕をつけて仕上げてしまってもいいような気がしてきた。もう少し仕上げて様子を見よう。
 

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