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2001/05/19

樫の木のテーブル
檜の看板

 オイル塗装の仕上げ塗りです。このオイル仕上げに使うオイルは、植物油を配合したオイルで、環境にいい。肌に触れても安全、安心。オイルだけだから塗装も簡単。あとは、じっくりと乾燥させれば、テーブル完成です。1ヶ月かかりました。

 さて、シマヅには、次の指令がでていたのです。その指令とは、「檜を彫れ。」それをテーブルにかまけて、1ヶ月以上、ほったらかしっぱなしでした。「まずい。」私の制作現場は、絶えず監視されているのである。「すぐに仕事にかかります。ほら、こんなに出来てますよ。うそ。全然やってません。」

 ある料理屋が開店し、その店のカウンターに使った檜の端材を看板にしたいということで、シマヅがその仕事を受けました。

 こんなに木目の整った檜を彫るのは、初めてです。叩きで強く深く彫っても、なめるように手彫りしても感触がいい。
 ノミを入れると、酸っぱくて、脂っこい香りがスーっと鼻を突きます。楠ほどすがすがしくないけれど、檜もまた独特な香りの強い香木です。

 

 

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